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「導引」とは |
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1971年、中国湖南省で出土した馬王堆古墳の古文書より、古代中国の人々の健康長寿の秘訣が明らかになり、それが「吐
納」(呼吸)・「導引」であったことが判明しました。今を遡ること、2200年前の人々がどのように自らの健康づくりを進めていたか、を知る貴重な手がかりが示されました。
古代の人々の生活は、風呂を焚く一つをとっても、水汲みからはじめなくてはならず、生活様式の電化の進んだ現代人には想像できないほど、労作性の高い生活だったはずです。古代の、医療サービスなどない時代には、健康は自らの努力で守るのが基本でしたが、健康づくり自体に、労作性の高いものをとり入れる身のゆとりはなかったと思われます。
日々の生活に負荷をかけない程度の労作性のもので、より効果のある養生法が、「吐納」(呼吸)・「導引」だったのであり、そのエッセンスを、現代医学の知識・成果を踏まえ、集大成したものが、「経絡導引法」です。
「経絡導引法」は、日常生活の多忙に追われながらでも、ちょっとした時間の隙やタイミングで、実践でき、継続しやすく、心身の疲労回復、美容、老化防止などに確実な効果があらわれる健康プログラムです。
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何かを食べたり、水分をとったり、排泄したり、眠ったり、運動したり、人は自分を生かすための営みを生涯続けますが、人が生きていく上で、瞬時も止めてはならない重要で不可欠な営みは、まさに「吐納(呼吸)」です。
食べる、運動する、眠るなどは、いずれも重要な営みではありますが、一瞬していないとしても、生きてはいけます。
食べる、運動する、眠るなどをどのようにするかで、人体の健康状態が、大きく左右されるならば、ましてや、一瞬も休まず続けなくてはならない、呼吸の仕方が、どれだけ、人体の健康状態に大きく左右することになるかわかりません!!
今まで、何気なく、呼吸して生きてこられた、あなた!!呼吸の仕方、呼吸の営みを変えることで、自分がどれだけ大きく改善されていくか、味わってみては、いかがでしょうか?
●全ての細胞は、呼吸して生きている●
わたし達の人体はすべて細胞からできています。人体を構成する細胞は、上皮組織・支持組織・神経組織・筋組織のいずれかを属して、それぞれの生命活動を為していますが、大部分、呼吸作用によってその活動エネルギーを、産出して利用しているのです。 その呼吸の営み自体がスムーズに行われないなら、細胞で構成されるどのレベルの人体の組織も、異常な状態に陥るしかありません。
現代型の生活をしている私たちの呼吸が、実は乱れているのをご存知ですか。
ふだん、わたし達は自分の肺を1/6程度しか使っていません。しかも、ストレス社会に生きている人は、正常な呼吸に比べ、気づかないうちに、「吸う」ことに偏った浅い呼吸をしまっている傾向があります。これは、慢性的な血液中の酸素濃度を低くしてまう呼吸なのです。しかし「呼吸」に普段気をつかう人はあまりいません。
正常な人体細胞は、新鮮で豊かな酸素がもたらす完全燃焼による莫大なエネルギーを常に必要としています。慢性的な血液中の酸欠が様々な生理的機能の低下や慢性疲労の要因になっているばかりか、生活習慣病の原因の一つになっているといわれています。
●呼吸は自律神経と関係する●
自律神経とは、中枢神経である脳・脊髄とあらゆる内臓・血管をつなぎ、その内臓の働きや血流の流れを調整する大切な神経系です。自律神経は、交感神経と副交感神経という拮抗して働く二つ神経の作用で、様々な内臓の働きや全身各部の血流を、円滑に行われるようにしています。自律神経の二つの神経、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、上手く作用しないと、内蔵の働きや全身各部の血流が乱れてしまうので、頭痛、めまい、吐き気、肩こり、冷え症、便秘、下痢などが起きてしまうことにもなるのです。
そして、自律神経のうちの、交感神経は、吸息時、息を吸うときに活発になる傾向があり、副交感神経は、呼息時、息を吐くときに活発になる傾向があるのです。従って、交感神経、副交感神経のバランスが乱れ、自律神経の働きが失調傾向にある人は、呼吸が乱れやすいのです。
自律神経は、その人の精神状態に左右され易い神経であることが知られています。
様々な情緒不安を抱え込み易い、ストレス社会といわれる現代社会を生きる現代人の70パーセント以上の人が、何らかの精神不安や悩みを抱えながら生きているといわれています。そうした精神的ストレスがいつの間にか、その人の自律神経の乱れや失調の原因になってしまうケースが数限りなくみられます。
「症点即療点」という言葉が、伝統的な中国医学にはあります。症状が出ているところが、即ち、治療すべき着眼点である、ということです。
自律神経の乱れで、呼吸が乱れているなら、呼吸を整えてしっかり行えば、それが自律神経の乱れの改善点にもなっていくというわけです。
日々の生活の中で、どういう精神的ストレスに晒されるかは、おそらく、その人本人の努力だけでは、どうにもならないところがあるかもしれません。しかし、そこで受ける様々なストレスによってその人の自律神経の乱れや失調が起きてしまうかどうかは、多かれ少なかれその人のいろいろな生活習慣の改善や吸法の実践によって改善しうる余地が残されているのです。
つまり普段の呼吸は、しっかり吐いていない呼吸ということになります。吸ってばかりいて、しっかりと吐いていない呼吸は結果的には浅く不規則な呼吸を生み、慢性的な酸欠状態を作る原因となっているのです。
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