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梅雨の季節には湿邪にご用心

とかく現代社会の人体にもたらす様々なストレスがよく指摘されますがそもそも大自然の季節の移り変わりなどがどれだけ人体に大きな影響を及ぼしているかも是非知っておく必要があります。

 古代中国では季節の変化など人体を取り巻く大自然の変化がどれだけ人体に影響を及ぼしうるか綿密な観察に基づく経験則をつかんでいたのです。そうした経験則の一つに湿邪の影響があります。黄河流域でも日本の梅雨のように長く雨がしとしと降り続け比較的湿度の高い日々の続く時期がありその時期が人体にどのような影響を及ぼすかが知られていました。 湿邪はまず「下注性」の邪気とも言われ比較的人体の下半身に影響を及ぼすとされます。すなわち下半身のむくみやだるさを引き起こすきっかけとなるというのです。このことは湿邪が「重濁性」の邪気または「粘帯性」の邪気ともいわれていることも関連します。湿邪が関節に入り込みこれを重くさせまた痛みを引き起こすのです。湿邪の「下注性」と「重濁性」「粘帯性」によって下半身の冷えやむくみ、重さ、だるさ、節々の痛みといったものが引き起こされやすい状況があるわけです。

 またもうひとつ湿邪の極めて重要な影響に「脾腎を犯す」があります。すなわち胃腸などの消化吸収能力を損ない、腹部の膨満感や突発性の下痢などを引き起こします。これについてはまた詳しくご紹介します。

とにかく湿邪の働く時期はこうした人体への影響があることを覚えて自分の身体の状況を把握しましょう。

なお、大自然の変化とは別に科学繊維の下着やストッキングをはいて過ごすことによっても湿邪のもたらす微細な影響が生じているのです。

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